「100万円以上の貯金がある口座を3つ持っている」と友人に話したら、「それって多すぎじゃない?」と驚かれた――そんな声、意外と多いかもしれません。しかし実際のところ、銀行口座はいくつ持つのが一般的なのでしょうか?そして、複数の口座を持つことにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
今回は、銀行口座の平均保有数や口座を複数持つことの利点と注意点について、詳しく解説します。
多くの人が「4つ以上」保有している現実 ベネッセコーポレーションが運営する情報サイト「たまひよ」が実施した調査によると、家庭が保有している銀行口座の数は、最も多かった回答が「4つ以上」で、全体の約60%を占めています。つまり、3つの口座を持っているというのは、むしろ「やや少なめ」な部類に入ると言えるでしょう。
特に、結婚や出産、住宅購入といったライフイベントが増えるとともに、目的別に口座を使い分ける家庭も多く見られます。
複数口座のメリットとは?上手に活用すれば家計管理も楽に 複数の銀行口座を持つことには、以下のようなメリットがあります。
まず1つ目は「貯金をしやすくなる」こと。たとえば「生活費用」「貯金用」「子ども用」など目的ごとに口座を分けておくことで、必要なお金と手を付けたくないお金を明確に区別できます。これにより、自然とお金が貯まりやすくなります。
2つ目は「銀行の破綻リスクへの備え」。日本では預金保険制度により、1金融機関あたり元本1000万円とその利息までが保護されています。ですが、それを超える金額については保証されないため、複数の銀行に分けてお金を預けておくことで、リスク分散になります。
3つ目は「万が一のシステム障害に対応できる」点です。ある銀行のATMやネットバンキングが一時的に使えなくなった場合でも、他の口座があればすぐに対応できるので、非常時の備えとしても有効です。
さらに、銀行ごとに提供されるサービスや金利、ポイント還元制度などが異なるため、目的に応じて使い分ければよりお得に活用することもできます。
気をつけたいデメリットと対策 一方で、口座を複数持つことにはいくつかのデメリットもあります。
1つ目は「管理が煩雑になる」こと。口座の数が増えると、暗証番号やインターネットバンキングのパスワードを覚えておく必要があるため、セキュリティ管理に注意が必要です。
2つ目は「資金の移動に手数料がかかる」可能性がある点です。異なる銀行間でお金を移す際、振込手数料が発生することがあります。ただし、ネット銀行の中には一定回数まで振込手数料が無料となるサービスを提供しているところもありますので、うまく活用すればコストを抑えることも可能です。
結論:3つの銀行口座は「多すぎ」ではない 全体の6割が「4つ以上」の口座を持っているという実情から見ても、銀行口座を3つ持っていることは決して珍しくありません。それどころか、目的に応じて使い分けている人にとっては、むしろ効率的で現実的な選択肢と言えるでしょう。
ただし、必要以上に口座を増やすと管理が大変になったり、不要な手数料が発生することもあるため、自分の生活スタイルや資産状況に合わせて最適な数に調整することが大切です。
今一度、ご自身の口座の使い方を見直してみてはいかがでしょうか?より安心で効率的なお金の管理ができるかもしれません。
