初対面で好印象を与える人は、何が違うのか。日本合コン協会会長の田中絵音さんは「人の印象は髪型で大きく変わる。特に女性は男性の髪型から生活パターンを察している」と語る。
高スペックでも伝わらない「無造作ヘア」の落とし穴
以前、ある合コンで前髪が長く、小分けにして顔に垂らした男性がいた。細身で身長も高く、大手広告代理店のデザイナーというモテそうな経歴の持ち主だった。
しかし彼は食事中も頻繁に前髪を指でねじり、髪全体を手で整える仕草を繰り返していた。本人としてはベストな髪型を保つ習慣だったのだろうが、女性陣からは不衛生な印象を持たれた。また長い前髪の隙間から相手を覗くような視線も、表情が読み取れず「コミュニケーションが取りづらい」と感じられた。
結局、彼は合コンで特に成果を得られないまま終了。髪型以外の素養は高かっただけに、周囲は「自分に合った髪型を選んでいたら、もっと結果は違ったはず」と惜しまれた。
第一印象は「顔と髪型」で決まる
女性が初対面の男性を最初に見るのは、顔と髪型である。髪は顔の一部として最も目に入りやすい場所であり、面積も大きい。また髪は清潔感を感じられる部分であり、身だしなみへの意識や自己管理能力、生活スタイルまでもが透けて見える。
特に写真だけで判断するマッチングアプリでは、ほぼ顔と髪型で印象が決まるといっても過言ではない。
女性に好かれる髪型の要素
まず女性に好印象を与える髪型の要素は以下の4つである。
清潔感
襟足や耳周りがすっきりしているか、つまり定期的にカットしているかどうかが重要である。また頭皮ケアが行き届いているかどうかもチェックされる。フケ、ベタつき、寝ぐせなどの「不潔ポイント」があると、生活全体のだらしなさを連想させ、好感度は大きく下がる。
自然に整っている
適度な整髪料で自然に髪が整っている状態が大切である。身だしなみに気を使える人物かどうかの判断材料になる。
顔がしっかり見える
前髪が眉にかからない長さか、分けて流されているなど、顔がすっきり見えることが好印象につながる。相手も表情を読み取りやすく、オープンなコミュニケーションが取りやすくなる。前髪で目元が隠れる髪型は、性格が暗く見えたり、何を考えているかわからない印象を与えやすい。
似合っているか
顔の形や年齢に合った髪型かどうかも重要である。自分を客観視し、センスや自己理解を高めることがイメージアップにつながる。
女性がNGとする髪型
一方で、女性が「この人はいいな」と思っていても、どうしても一線を引いてしまう髪型も存在する。
前髪が目を完全に覆っている
目元が見えないほど前髪を長く伸ばしたままの状態は、「暗い」「何を考えているか分からない」といったイメージを与え、近寄りがたい印象になる。おでこを出せないのは自信のなさの表れにも見える。
伸びっぱなし、寝ぐせでぼさぼさ
数カ月もカットしていない伸びきった髪や、寝ぐせのついたままの髪は、最低限の身だしなみができていないと見なされ、自己管理能力を疑われる。忙しい朝でも鏡を一回も見ずに家を出たような印象は、時間にルーズなイメージにつながる。
ワックスでべたべた、スプレーでがちがち
整髪料で濡れたようにべたつく髪や、風で全く崩れないほど固めた髪も不自然に映る。清潔感を損ねるだけでなく、経済的な心配をされることすらある。
そのほか、放置されたプリン状態のカラーリングや、襟足だけが異様に長いスタイルも清潔感を欠く印象を与えやすい。肩に白い粉(フケ)が落ちているだけで不潔と判断されるため、頭皮環境にも注意が必要である。
眉毛やひげ、鼻毛、耳毛など、顔周りの毛が手入れされていない状況も好印象にはつながらない。濃さよりも、手入れが行き届いているかどうかが重要である。
人によって髪質や髪量はさまざまだが、自分に合った髪型を選ぶことで、ビジネスや日常のコミュニケーションはより円滑でポジティブなものになるはずだ。
