2024年の夏、中国版『GQ』が発表した大胆な"日焼けメイク"が世界的な話題を呼んでいる。頬や鼻にチークを大胆に入れたヘルシーなルックに加え、モデルの体全体に施されたビキニの日焼け跡は、新たなセクシーの象徴として注目を集めた。
近年、美容トレンドとして人気を博している日焼け。特にビキニの形に残る日焼け跡は「自然のアクセサリー」として若者から熱烈な支持を得ており、TikTokでは#ビキニ焼け のハッシュタグで多くのユーザーが自慢の日焼け跡を披露している。
中でもホルターネックタイプのビキニによる日焼けパターンが最も人気で、デコルテを見せるチューブトップなどと組み合わせて意図的に跡を見せるファッションも流行。しかし医療専門家らは、このトレンドが皮膚へのダメージを軽視していると強く懸念を示している。
専門家警告「健康的な日焼けは存在しない」
南半球で夏真っ盛りのオーストラリアでは現在、「危険な日光浴ブーム」に対する警鐘が相次いで鳴らされている。『Yahoo News Australia』によると、皮膚がん専門医のプリヤ・チャガン医師は「いわゆる健康的な日焼貨など存在せず、全ての紫外線曝露は皮膚細胞にダメージを与える」と強く警告。
特に憂慮されるのは10代女性たちの間での流行だ。「メラノーマ(悪性黒色腫)」により父親を亡くしたベル・バウワーさんはソーシャルメディア上での変化についてこう語る。
「過去2年間で恐ろしい変化が見られます。再び日光浴が美化され始めているのです。12歳という幼い少女たちまでもがビキニラインのはっきりした日燒肌を自慢し合い、ショッピングモールでは胸元にあざやかな晒し痕を見せびらかす若い女性たちであふれています」
専門家らはこの現象について、「一時的な美容効果のために長期的な健康リスクを受け入れる危険性がある」と指摘。UVケア製品を使ったフェイクタンの活用や衣類での防御などを推奨しながらも、「真夏の太陽のもとでの長時間露出には極めて慎重であるべきだ」と呼びかけている。
